お知らせ

2020年05月20日
お知らせ
リウマチ性疾患患者と新型コロナウイルス(Covid-19)関連の情報

2020.6.10更新

医学中央雑誌データベースCovid-19 関連特集に掲載されている記事や論文を転載しました。

感染対策基本テクニック.pdf

20200319_JA_PPE 個人防護.pdf

SARS-CoV-2 抗原検出用キットの活用に関するガイドライン.pdf

20200320_JA_globalsurveillance新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のヒトでの感染についてのglobalsurvey.pdf

COVID-19-JA-Health-Workers-for-web医療従事者の権利、役割、責任.pdf

COVID-19-ventilator-V2 取り扱い.pdf

guidance-2-0 プライマリケア連合学会.pdf

20200224_JA_Stigma_IFRC_UNICEF_WHO socail stigma.pdf

厚生労働省 感染症法に基づく消毒・滅菌の手引き.pdf

診療の手引き 再興感染症及び予防接種政策推進研究事業・新興 .pdf

日本環境感染学会COVID-19_taioguide3.pdf

文部科学省 学校再開ガイドライン.pdf

国立感染症研究所Hp

https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2484-idsc/9310-2019-ncov-01.html

日本集中治療医学会による急性期病院におけるCOVID-19の理学療法管理(英語論文:日本語訳付き)

https://www.jsicm.org/news/news200401.html

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)-臨床症状と治療薬候補 日本医薬出版(株)Hp

https://www.ishiyaku.co.jp/pickup/20200408_info_02.aspx

【識者の眼】「COVID-19の三大死因の一つに血栓症が加わった」坂本二哉 日本医事新報社

https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14557

2020.5.20更新

日本リウマチ学会からのお知らせを転記させていただきます。

2020.5.1更新

Covid-19 感染拡大に伴い、国民の多くが不安になっています。特にリウマチ性の疾患患者様はハイリスクですのでさらに心配し過ごされていること思います。

リウマチ患者様から相談を受けた場合、看護師の皆様も対応に困ることがあるかと思います。

いま、新型コロナウイルス感染症コールセンターでは、37.5℃以上の発熱が4日以上継続と症状がある場合にコロナ疑いとなっている都道府県が多いかと思いますが、リウマチ患者様の場合は日頃から免疫抑制しているハイリスク患者ですので、2日以上の発熱持続と何らかの症状有りでコロナを疑った対応をしたほうが良いかと思います。発熱が抑えられている可能性もあるので微熱でも要注意です。

特に、息苦し感、息が吸えない吐けない、これまで普通にできていた動作が困難(息苦しくて)があれば肺炎になっている可能性があります。

このような患者様にはすぐ対応いただきたく思います。

多くのかかりつけ医は、都道府県や市の新型コロナウイルス感染症コールセンター(別名:帰国者接触者相談センター)に連絡して意見をもらってから診察しますというところが多いですから、先にこの相談センターに指示をもらうほうが良いでしょう。

相談センターには患者様がお電話されるでしょうが、リウマチ性の疾患患者で治療中であること、発熱は服薬で抑えられている可能性があること、症状特に息苦しさの程度などは詳しく自分で報告するように伝えてください

以下に示すのは、

リウマチ性疾患ハイリスク患者への対応に関するthe German
Society of 
Rheumatology 薬物委員会の提言です。

薬物療法は医師の役割ですが、患者様から相談されたら以下の内容を把握したうえで積極的に医師に相談しましょう。

患者様には看護師の存在が頼りです。

患者様のトリアージや教育に使用できると思い掲載します。

ハイリスクであるリウマチ性疾患患者とは

・高齢

・複合疾患がある、特に肺疾患の既往、糖尿病

・敗血症などの重篤な感染症の既往

・ステロイド長期投与 5mg/day以上の長期投与者

・抗リウマチ薬(DMARD)使用と免疫抑制剤(例外:ヒドロキシクロロキン、サルファ剤)

・リウマチ疾患活動期

・シクロホスファミド治療中や8週間以内にこの治療をした患者

・後天性および先天性免疫不全、特に、免疫グロブリン欠乏症<4 g/dL IgG

リンパ球減少症500/μL以下、CD4細胞200/μL以下

感染徴候がない患者には

・一般的には、抗リウマチ薬、免疫抑制薬を中止する必要はない。

・ステロイドの少量投与は望ましい。安定しているなら多めの投与はしない。

・ヒドロキシクロロキンは有用かもしれないので中止しない。

・製品情報にある白血球減少症には注意が必要である。

できるだけ人との接触を回避すること

コロナウイルス陽性患者に接触した患者で感染徴候ある患者には

・PCR検査を勧める。← 日本では積極的PCR検査をしているわけではないためかかりつけ医に行くか、新型コロナ感染症コールセンターに相談し管轄保健所につないでいただくか、自ら保健所に電話し「コロナウイルス陽性患者に接触し感染徴候ある患者である」ことを自分で伝える。

・軽症の場合は、リウマチの薬物治療内容は変更しない。

・38℃以上の高熱や感染徴候ある場合は、抗リウマチ薬は一旦中止する。

・同じ量の低用量ステロイドは継続する。

PCRテスト陽性だが感染徴候や症状がない患者には

・テスト後5-6日間は生物学的または合成DMARD使用を遅らせることを考慮する。

・同じ量の低用量ステロイドは継続する。

・従来使っている合成DMARDは使用を中止しない。

PCRテスト陽性で感染徴候や症状がある患者には

・抗リウマチを中断する。

・同じ量の低用量ステロイドは継続する。

日頃の治療

・リウマチ専門医は治療に携わっているあらゆる医療従事者の相談に応じるべきである。

・患者や医師のワクチン(肺炎、インフルエンザ)予防接種をしておくべきである

・ニューモシスチス肺炎予防を行う必要に応じてシクロホスファミドやステロイド(15㎎以上の予防投与)治療を行う。

Ann Rheum Dis 2020April,0:1-2.

doi:10.1136/annrheumdis-2020-217628

ORCID iD Hendrik Schulze-Koops http://orcid.org/0000-0002-1681-491X

できるだけ接触を回避することに関する患者様へのアドバイス

いろんなところにはウイルスがいるという前提で生活しましょうと伝えてください。

手洗い、うがい、顔を触らないこと、外出から戻ったら、部屋に入る前にマスクを外し消毒、出来たら顔を洗い、部屋には清潔な状態で入りましょう。

家族にもこれを徹底して伝えましょう。

自分自身の健康に努めましょう。よく寝てよく食べ水分摂取し、リウマチ体操などで軽く身体を動かしましょう。

ふさぎこまず家族とお話ししたり、友人とweb上で電話するなどしましょう。

リウマチの抗炎症使用で発熱は抑えられる可能性があるので、倦怠感とくに息苦しいなどの症状に気を付けるように伝えましょう。

 深呼吸して苦しくないか 息が吸える?吐ける?

 いつもの動作がいつ通り行えるか?お風呂に入るのもしんどい、仰臥位で眠れない、何時も大丈夫な階段昇降や着替えもしんどい など呼吸器症状がある。

 味覚臭覚以上、暖かい季節になってきたのにしもやけのような症状がある、頭が痛すぎる、不整脈が出てきた など

3月10日更新

新型コロナウイルスに関する患者様向け情報につきましては、以下の日本リウマチ学会Hpや機関に情報がございますので参照し対応するようにしてください。

https://www.ryumachi-jp.com/information/medical/covid-19_2/

厚生労働省 新型コロナウイルスについてのお知らせ

新型コロナウイルス感染症WHO公式Hp(随時更新されます)

山中伸弥先生による新型コロナウイルス情報発信

お知らせ一覧へ戻る