いよいよ第2回学術集会まであと1か月余りとなりました。
本日は、学術集会準備の近況についてお知らせしますので是非読んでいただけましたらと思います。
学会員の皆様、第2回学術集会長の西村明子です。緊急事態宣言は継続されていますがいかがお過ごしでしょうか?勤務も厳しい状況になっておられる方々もおられるでしょうし十分に健康には留意いただきたいと思います。
さて、6月19-20日の学会が近づいてまいりましたので簡単にご案内をさせていただきたいと思います。
★2021年 第2回日本リウマチ看護学会学術集会HP掲載版.pdf
テーマは「日本のリウマチ看護の発展と展望」であり、まず特別講演では、日本のリウマチ膠原病看護研究をけん引頂いてきた青木きよ子先生に「自己免疫疾患に関する看護研究と実践」についてお話しいただきます。ご自身の数多くのご研究に加え、修士博士課程の学生を多く修了させておられます。これらの内容もお話しいただけますのできっと多くの学びがあると思いますよ。私自身もとても楽しみです。
また、企業企画もご高名な先生方が講義してくださいます。京都府立医科大学の川人豊教授には「リウマチのフィジカルアセスメント」、国立成育医療センター村島温子先生には「WoCBAにおけるライフイベントを⾒据えた最適な関節リウマチ診断とは︖」、慶応大学の金子祐子教授には「患者とのコミュニケーションとSDM」をお願いしています。どの先生方も講義内容を看護の学会向けにアレンジして理解しやすくしてくださっていますので楽しみにして下さい。
交流集会では、いつもリウマチ医療と看護において先進的な実践を続けておられる愛媛県道後温泉病院における「リウマチの院内連携と実践」を高橋直美さんと大西亜子さんに、プレコンセプションケア外来を立ち上げた兵庫医科⼤学病院における「看護外来と実践」を兵庫医科大学慢性看護CNSの鈴木絵夢さんと兵庫医科大学松井教授に事例を用いてご紹介いただき、皆様とともに討議の時間をとりたいと思っています。
日本リウマチ看護学会の委員会企画も3つあります。
まず、「リウマチ膠原病の妊娠と出産委員会」では、もう何年も看護外来やママ支援を継続されている国立大阪南医療センターの徳丸陽香さんをお迎えし実践紹介していただきます。それから、現在、学会員に配信している調査結果とともに、これからのプレコンセプションケアについて展開します。
次に、「リウマチ看護リハビリ委員会」も現在配信している調査結果を活用し、看護師が行うリハビリテーション支援についての企画を行います。
また、「リウマチのフットケア委員会」では、糖尿病だけでなくリウマチのフットケア実践に従事され多くの経験を積まれている大阪労災病院の溝端美貴さんをお迎えし、リウマチのフットケア方法に関する教育動画を放映しながら注意点やポイントについて教えていただきます。講義後の質疑応答にもお答えいただける予定です。
COVID-19禍において皆様、ご苦労されているかと思います。このようなご時世ですから、COVID-19に関する話題提供も行います。厚生労働省DMATとして全国のCOVID-19禍での医療対応に当たられている千島佳也子さんに現在の状況についてお話しいただき、講演後の質疑応答も予定しています。
演題登録数は多くはありませんが皆さんの興味ある内容の演題がそろっています。
6月19-20日は、多くの皆さんのご参加をお待ち申し上げます。学会でお待ち申し上げます!
2021年5月17日 第2回日本リウマチ看護学会学術集会長 西村明子(兵庫医療大学看護学部 母性看護 教授)