委員会活動

2021年05月29日

SDM(Shared Decision Making:共有意思決定)についてお勉強しましょう!

SDM(Shared Decision Making:共有意思決定)とは、患者と医師による意思決定プロセス(米国予防サービス:Sheridaan,2004)のことを言います。

その要件は、患者が

1)避けるべきリスクや病気または状態の重要性について理解している

2)予防サービスや含まれるリスク、利益、代替案(選択肢)、不確実性について理解していること

3)そのサービスと関連した可能性のある利益や害と考えられる彼らの価値について熟考していること   (Elwyn,2000)(Charles,1997

であり、少なくとも2人の関係者(患者と医師)を巻き込む必要があり                 

・双方の関係者が意思決定のプロセスに参加し手段を用いる

・情報共有が必要条件である

・決断がなされ双方がそれに合意する

ことを原則とします。

以下は、

京都大学医学研究科 中山建夫先生監修のSDM入門編動画です。67分×3本あります。とても分かりやすいですしインフォームドコンセントとの違いについても述べられています。

看護師の皆さんは知らず知らずのうちにSDMに関わり貢献していますがもっと患者さんを意図的に支えることができるようこの3本の動画を視聴してくださるようお勧めします。

https://www.lillymedical.jp/ja-jp/rheumatology/educational-materials/rheum-sdm

RA患者さんの共同意思決定に関して患者さん同士がディスカッションしたイベントの動画です。理事長が出演しています。

https://www.youtube.com/watch?v=SahvTckBII0